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   還暦の村さん 編

<私の属性>
【年 齢】 60
【性 別】
【血液型】 B型
【業 種】 自由業
【職 種】 技術コンサルタント
【得意事例】 生産事例
【苦手事例】 財務事例
【受験回数】 1次:4回  2次:1回
【学習時間】 1次:2400時間
  (出勤前1.5時間、土日は各5時間を4年間)
2次:600時間(直前は一日5時間を40日)
【学習形態】 1次:大手予備校通学 2次:通信講座
【自主勉強会】 予備校の同期5人で週一回3時間
<私のSWOT>
S(強み) 38年間製造業の経験があり、生産事例は好きでした。また、年相応に現場経験が多いことから、事例把握能力はそれなりにあることかな?
W(弱み) 普通の60歳なみの認知症、記憶力の減退、読むスピードの衰え。あきっぽい性格。小学校のころから、理科系大好き、国語嫌いです。
O(機会) その年に定年となり、二次試験直前の40日間は勉強に集中できました。周囲への受験についての理解、特に家族の支えは強い味方。
T(脅威) 一次試験は600点スレスレで3回も落ち、もうやめようかと思った時期もありました。周りからの楽しそうな誘惑が脅威でした。
<まわりの環境>
【家族の支援】
買い物にも付き合わない、旅行も行かない、親戚付き合いも疎になるなど、妻には本当に迷惑のかけっぱなし、それでも付き合ってくれて、ほんとうに感謝です。本試験の日は、ブドウ糖の欠片をそっと用意してくれました。
【会社、友人の支援】
こちらが思っているほど周囲はこの試験に関心がありません。しかし、飲み会、ゴルフなどで断ることが多くなり、会社では受験勉強していることは周囲に知られるようになりました。しかし、その中で、人一倍努力している自分が自信となり、仕事の支えにしていたような気がします。一方、価値観を共有する自主勉強会の仲間は大きな励みでした。
.
<診断士をめざした理由>
子会社の役員として平穏な日々が続く中、人並みで人生を終わりたくないという気持ちが強くありました。世の中、高齢でも活躍している人がいます。たとえば、伊能忠敬は幕府歴所に大阪より着任したばかりの高橋景保に強引に弟子入りし、50才を過ぎてから天文学を学んでいます。その向学心には敬服に値します。その結果55才から73才に至る18年間、日本全土の測量、地図製作という大偉業を成し遂げました。私も、もう60才と思うよりまだ60才と思いたい、世の中に貢献をしたい。そのための知識をつけること、診断士の試験は経営学、経済学、IT、財務会計までオールラウンドの勉強です。サラリーマンの集大成として、診断士を目指しました。
<私の作戦;事例T〜Vの解答プロセス>
【開始前】
軽い体操、音楽CDで集中とリラックスをこころがけます。場合によっては酸素吸入。
【手順 1】
10分間、設問を読み、メモ用紙の準備。@受験番号を記入した後、問題用紙の余白を引きちぎる。A与件の最初と最後のパラグラフで会社のイメージをつかみ、設問の番号と解答字数でメモのレイアウトを作る。B設問を注意深く読み、設問のキーワードを左側にメモします。
【手順 2】
10分間、与件の読み込みです。@与件をパラグラフごとに読み進め、あるべき姿と現状とのギャップを大まかに掴みます。A2度目の熟読で、SとOに黄色、WとTに赤系のマーカーをします。B設問をもう一度確認しながら、解答の検討をつけます。
【手順 3】
30分間、解答メモを作成。@設問は全体を同時に解きますが、メモは易しい設問から、キーワードを書く。キーワードは70%は与件から、30%は1次知識からが目安。A真因→原因→結果→対策の順に矢印で論理を繋ぎます。Bメモ作りにぎりぎりまで時間をかけます。決まり文句、顧客ニーズを選択し、競合との差別化を図り、仕組みを構築、なども気がつくものを記入。
【手順 4】
30分間、書きたいのをできるだけ我慢し、全解答を一気に書きます。@主語と述語を明確にし、書き直しがないように慎重に、しかも素早くすべての設問に同時に解答します。A結論→理由、理由→理由→具体策でもよいですが、論理性を最優先します。B誤字脱字に注意し、自分は達筆と信じ、軽い筆圧で書きます。
<自己分析>
@59点+A72点+B61点+C62点=256点。甘いかも知れません。自分の力はもともとありませんでしたが、80%を出すことができたと思いました。不得意の財務事例はラッキーもありました。
<合格の成功要因>
一次試験後は米国に仕事で一ヶ月、勉強はまったくできず、9月中旬から、本格的に取り組みました。残り40日間を集中したことが成功要因でした。H13〜H17年までの過去問と予備校の模試2つの7試験、計28事例を毎日2〜3事例を繰り返し解きました。同じ事例を集中して4〜5回解いたことになります。あるべき姿は予備校の解説、自分の解答とのキャップがどこなのかを考え、反省します。この勉強方法で勝ち得た合格だと思います。しかし、その背景には合格への強い意思がなければなりません。それが醸成されたのが、自主勉強会の仲間です。毎日曜日の夕方3時間、過去問を解き、採点しあったことでモチベーションの維持をしました。
<ひとには言えない失敗>
試験前日の夕方に眠り薬を飲んだので、よく眠れましたが、翌日の朝はボーとした状態でした。(眠り薬は要注意です。) 財務は、本番では見直し時間がなくなり、ケアレスを修正できなかった。
<グループ評価>
@60点+A59点+B54点+C71点=244点。
全体として丁寧な読みやすい答案です。豊かな経験がプラス、マイナス両面で出ている解答が多かったと思います。その結果、経験の豊かな事例ほど採点結果が低くなっています。与件のキーワードを外しているのは、試験場での極度の緊張感の中で、自分の解釈が突出してしまうことが原因であると思います。実務経験豊富な方によくみられる現象です。今回の採点では、不得意科目である財務事例で高得点をあげた事が合格の勝因と判断しますが、いずれにせよ最後まであきらめない集中力で勝ち取った合格と思います。
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合格者再現答案9  (還暦の村さん)  事例T
第1問(配点30点)
(a)
【書いたメモ】親会社拡大→子会社も、親のノーハウ、親会社ブランド、取り引き先安定、リスク少
【自己採点】 12/15点
【その理由】 概ね入れたいことは入れたかなというイメージがありました。
(b)
【書いたメモ】自由度? 新しい分野、親会社依存度が高くなる、給料が少、取引先に制限
【自己採点】 10/15点
【その理由】 組織人事の事例であり重要なキーワード、取締役人事の制約が抜けてしまいました。
第2問(配点30点)
(設問1)
【書いたメモ】情報、海外メーカーとの取引、販売先と仕入先、人材の育成、グローバル化先導
【自己採点】 7/15点
【その理由】 販売拠点、仕入れ拠点、情報拠点の3つは盛り込んだつもりですが、いまひとつすっきりしませんでした。
(設問2)
【書いたメモ】事業の絞込み、合理化効率化に協力、情報で協力、取引先の技術変化
【自己採点】 7/15点
【その理由】 製造委託コーディネートと外注管理の違いで悩み、キーワードが抜けてしまいました。
第3問(配点30点
(設問1)
【書いたメモ】製品別と事業別x地域別→責任体制、社長に重責→経営的判断、単純な輸出入はダメ
【自己採点】 8/15点
【その理由】顧客ニーズの把握ができないなど、具体的デメリットがよかったかな?と反省です。
(設問2)
【書いたメモ】製品別事業別?→マトリックス、海外x輸出入、国内、ニーズを先取り、単純なビジネスもデルは×、電子材料分野強化、技術生産動向、委託製造コーディネート
【自己採点】 8/15点
【その理由】 体制名は顧客別事業部制がベターだったかもしれませんが、一貫性があればマトリックスでも正解と思います。委託製造コーディネートというキーワードはここで使いました。

第4問(配点10点)
(設問1)
【書いたメモ】 若手が育たない、新しい発想×、チャレンジ×、国際化についていけない
【自己採点】 8/15点
【その理由】 与えられた文字数の範囲でいれたいことはいれました。自分もその年齢なので、笑っちゃいました。
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<自己分析>
【自己採点】 59/100点
【その理由】 第2問と第3問の設問の意図が難しく、解答が交錯してしまいました。限られた時間内で設問の意図を判断するむずかしさが今回の事例Tにもありました。

(1) 解答プロセスの現実、あるべき姿とのギャップ
【開始前】 緊張した雰囲気のなかで、いよいよ決戦だ、落ち着いてスタートしました。
【手順 1】 まず自分の手順どおり余白をビリツと破きます。与件の最初に“中堅商社、輸出輸入、海外”が飛び込んでくる。これは得意分野だ、と安心しました。
次にメモ用紙の左端に設問番号と、設問キーワード、字数をメモ。第3問に組織図あり、アレッこれは過去問で見たことがあるような図だな、第4問はやさしそうだなどと思いました。ここまでは予定通り10分で完了です。
【手順 2】 さあやるぞという気持ちで、与件を読み進みます。あれ、この企業Aは100%子会社でスタートして、いま60%か?普通のパターンの逆なんだ、親離れしている企業なんだ、と理解しました。
私は読むスピードが人一倍遅く、あせると意味不明で目だけが文章を追うので、じっくり読むことにこころがけ、パラグラフごとに鉛筆で囲んだり、黄色、橙色のマーカーで印をつけながら、読み進みます。時間はアッという間に25分経過・・・ヤバイ!少しパニック!
【手順 3】 メモ書きスタート。第1問のSWOT、そして第4問の再雇用派自分(60才)のことのようで、イメージが沸き、メモはすぐ書けました。
第2問では設問の条件に見落としあり、“売上高400億円、営業利益3%の経営ビジョン”をすっかり忘れ、第2問の設問1、設問2に取り掛かってしまいました。そのため、第3問と解答メモがダブリ、どう切り分けしようかと設問―与件を行ったりきたり。・・・ヤバイ!かなりパニック!既に45分経過・・・ダメかぁ…もう書き始めよう。
【手順 4】 書いては消し、書いては消しは絶対に避けようと自分に言い聞かせて、書き出します。第1問と第4問からやっつけて、少し安心です。でも第2問と第3問は書けません。まだ迷いがあるからです。とくに委託製造コーディネートって英語でいっているだけで、要は仕入れと販売のことだよな。いや、手数料(コミッション)を取っているのかな…と迷いは消えませんでした。
『これではいけない! 諦めてはいけない!』 なんとか書き終え、5分間の見直しができました。

(2) 得点できた要因
さいわい、明治大学での席は後ろのほうの席、最初の課目でもリラックスに心がけました。私は子会社も勤めたことがあり、海外経験が長かったので、この事例はイメージが掴みやすくラッキーでした。そのころ私はメーカー勤務でしたが、付き合っていた商社をイメージしていました。事前に決めた手順通りに行動しました。しかし、この事例Tはいつもの通り、設問の意図が掴みにくい、だからこそ、書き出す時間を我慢し、できるだけ物語性を組み立て、残り35分で一気に書きました。得点できたか、できなかったか不明です。

(3) 振り返っての反省点
最大の反省は第2問では“売上高400億円、営業利益3%の経営ビジョン”という比較的短期的な業績達成が前提で、第3問では“新しい事業展開、継続的な成長”が前提であり、すみわけは時間軸(第2問が短期的、第3問が長期的)にあったのかな、あとで反省しています。
設問の意図の読み込みが不足していました。そのため、やたらと、与件文をさがしに行っては悩んで、時間を浪費していまいました。
組織はマトリックス組織で解答しましたが、自分の海外勤務の経験が影響しました。出先のトップと本社の出身部署の部長の両方にレポートしていたことが頭からはなれず、また多くの総合商社がそうであると思い、マトリックス組織にしました。もうすこし、素直に解答しておけばと反省しています。でも諦めなくて良かったです、なんとか点数にはなった解答ができました。
毎年、事例Tは難問と言われていますが、今回も難かしかったと思います。確かに、後味はあまりよくありませんでした。
<合格の成功要因>
一次試験後は米国に仕事で一ヶ月、勉強はまったくできず、9月中旬から、本格的に取り組みました。残り40日間を集中したことが成功要因でした。H13〜H17年までの過去問と予備校の模試2つの7試験、計28事例を毎日2〜3事例を繰り返し解きました。同じ事例を集中して4〜5回解いたことになります。あるべき姿は予備校の解説、自分の解答とのキャップがどこなのかを考え、反省します。この勉強方法で勝ち得た合格だと思います。しかし、その背景には合格への強い意思がなければなりません。それが醸成されたのが、自主勉強会の仲間です。毎日曜日の夕方3時間、過去問を解き、採点しあったことでモチベーションの維持をしました。
<グループ評価>
⇒ 60/100点
(1) 良かった点
読みやすく、一つのテーマを丁寧な記述で書くことを心掛けて居られるのが読み取れます。
(2) 悪かった点
豊かな経験がマイナスに作用している所が見られます。特に第2問ではポイントを絞り込みすぎて幅の広い視点で解答がほしかったと思います。

メモは問題用紙を破いて、裏にまとめて書きました。設問番号は左側に書きます。(一部拡大コピー)
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合格者再現答案9  (還暦の村さん)  事例U
第1問(配点20点)
@
A
B
C
【書いたメモ】 質→インストラクター、関係性→イベント企画、B社ロイヤルティー、施設→駅5分、サービス→レンタル、ショップ無料、空きコート、柔軟性
【自己採点】 14/20点
【その理由】 キーワードは概ね入ったかなと思います。…の差別化でまとめてみましたが、字数がもったいなかったかも知れません。
第2問(配点15点)
【書いたメモ】 需要の変動、予約、空き情報→空き時間に有利な料金で、フレキシブルな運営
【自己採点】 10/15点
【その理由】 需要の平準化というキーワードをいれることができましたが、振り替え受講制度やレンタルコートを入れることができませんでした。
第3問(配点30点)
(a)
@
A
B
【書いたメモ】 場所(塾のそば)、ミーティングルーム、自習室、インターネット、パソコン
【自己採点】 12/15点
【その理由】 受講生の存在を入れようかとも思いましたが、やめました。
(b)
@
A
B
【書いたメモ】 会員との関係8000名、インストラクター(有名大学)、イベント、クラス管理ノーハウ
【自己採点】 12/15点
【その理由】 インストラクターは有形なので、人材にアクセスなら無形になるかなと思い、そうしましたが、苦しかった気がします。
第4問(配点15点)
@
A
B
【書いたメモ】 少数精鋭で先生がよい、インターネット、掲示板、イベント、テニスもできる
【自己採点】 9/15点
【その理由】 ワンストップや割引価格の差別化は記述しませんでした。しかし、ある程度の点数はもらえると思います。
第5問(配点20点)
【書いたメモ】 幼児あずかり
【自己採点】 15/20点
【その理由】 託児所という言葉が頭に浮かばず、幼児受託事業になってしまった。顧客生涯価値は入れてよかったと思っています。
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<事例自己分析> 
【自己採点】 72/100点
【その理由】 72点は自信過剰でそんなに取れていないかもしれません。他の受験生も高得点だったと想像されます。大きく落としたところもなければ、他の受験生と差別化できたというところもありません。

(1) 解答プロセスの現実、あるべき姿とのギャップ
【開始前】 まだほとんど疲れはありません。トイレに並んで栄養剤をのんで、すっきりした気分で取り組みました。
【手順 1】 事例を見たとたん、“テニススクール”、ラッキーと思いました、実は私もテニスクラブに入っているんです。
手順通り、メモ用紙を破り、設問を整理します。差別化ばっかりじゃんか、第1問は大手テニススクールとの差別化、第4問は学習塾との差別化です。全体的に設問はわかりやすかったと思います。第1問、第2問がテニススクールで現在、第3問、第4問が学習塾で近未来、第5問が新規事業で未来という構成でした。
【手順 2】 10分後ぐらいから、与件を綿密に読み始めました。パラグラフ毎に括弧マークをつけ、2回目を読む時、黄色、橙色の2色でハイライトしていきますが、この事例は与件1ページ目には橙色が一つもなく、黄色だけでした。すなわち、弱み、脅威がなく、よい特徴だけが書いてありました。
2ページ目、“B社の会員は8,000名であり“の部分では、現実こんなに多数の会員がいるんだろうか?と考えてしまいました。だらだらと同じような説明が続くので、パラグラフごとに、表題をつけ、メモしておきました。2ページ目はたとえば、”クール”、”テニスコート運営”、“関係性”、”IT”という具合です。文章は読みやすく、内容も抵抗はありませんでした。ここまで、25分経過。
【手順 3】 メモ開始。第1問の差別化は与件から、ここはというキーワードをどんどんピックアップしていき難なく書けました。
時間がかかったのが第2問です。サービスの生産と消費の同時性→需要の変動を吸収→その対策は?という設問ですが、意味はわかったのですが、これは与件にはキーワードはないと思いました。抽象度を上げて解答しようと自分でキーワードをメモしました。
第3問、第4問は、与件からキーワードを綿密に拾っていく問題で、第3問では有形、無形の切り分けができれば、問題なしです。第5問はすぐに、幼児受託(託児所)事業だなと思いました。ここまで、45分。
【手順 4】 あと35分しかありません。書き直しはしないよう、慎重にメモを書き写します。
メモができていた、第1問、第4問の差別化から書きました。
そして、第3問の有形、無形の経営資源です。有形、無形の切り分けを間違え、表現を少し変えて、有形を無理やり無形にしたりしました。冷や汗です。
残り、5分間で見直しを考えていましたが、託児所という言葉が思い出せず、チェック時間がなくなりました。

(2) 得点できた要因
解いていて、楽しい事例でした。メモはかなりの量になっていて、解答作成は楽でした。短文が多かったのですが、できるだけたくさんの要素をピックアップしてから、整理して切り分け、できるだけ多くの要素が入れられるように工夫したのがよかったと思います。

(3) 振り返っての反省点
もっと得点できたはずのキーワードをかなりはずしています。たとえば、第2問の振替受講制度というキーワードです。これをフレキシブルな運営という言葉にしましたが、抽象的過ぎたかもしれません。難しかったら、ローリスク解答とし、抽象度をあげよ、と勉強しましたが具体的な記述にすれば得点を上げられたように思います。
第3問の有形、無形でもその切り分けに悩みました。たとえば、受験難関校の学生は有形の経営資源ですが、学生の持つテニス技量や優れた学生を採用するノーハウであれば、無形となります。老人ボケでしょうか、託児所ということばが思い浮かばず、考えているうちに3分ほどロスしました。結果、幼児受託所という辞書にもない言葉になってしまいました。
<グループ評価>
⇒ 59/100点
(1) 良かった点
特に第5問での理由を箇条書きにして、生涯価値という効果で締めくくった丁寧な記述が読みやすくて良かったです。

(2) 悪かった点
第2問で与件にキーワードが無いと判断したことが惜しまれます。その結果、与件からの視点が欠けて抽象的表現に陥っています。

メモは4事例で最もにぎやかになりました。有形、無形で苦しみました。
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合格者再現答案9  事例V
第1問(配点10点)
@
A
【書いたメモ】 依存脱却→量の拡大→稼働率向上→価格維持→高利益  亜鉛メッキに限定→全自動メッキ主体の低コスト、単一加工、生産性
【自己採点】 8/10点
【その理由】 高収益という言葉が入りませんでしたが、あとは満足です。
第2問(配点25点)
【書いたメモ】 依存が高まる→Y社の業績に左右、生産拡大要求→ライン数アップ→不況時稼働率低下、
【自己採点】 17/25点
【その理由】 与件の流れから言えば、“Y社依存が高まり、収益性が下がるリスクがある。”が正解とも思えますが、影響を問われたのに問題提起型で解答しました。そのため内容があいまいになりました。
第3問(配点25点)
【書いたメモ】 即納体制、小口対応、品質、QCD↑、搬送時間、搬送距離、本社―地方工場、電気亜鉛メッキーと電着塗装、専用工場化
【自己採点】 12/25点
【その理由】 QCDを素直に説明すればそれで良かったかも知れません。専門工場化の提案は的はずれだったと思います。
第4問(配点20点)
【書いたメモ】 @共同研究(同業者、ユーザー)A大学と共同B公共試験研究機関、特許をとる
【自己採点】 12/20点
【その理由】 技術開発の強化を明確にアドバイスする方がよかったかもしれません。私は三価クロム化が難しい技術であることを認識していたので、連携を中心でいきました。
第5問(配点20点)
【書いたメモ】 長期;ネット(リアルタイム)、内示情報、 短期;毎日の生産割り振り(本社と地方)、生産計画→部品メーカー直接入力(品目、納期、仕様)
【自己採点】 12/20点
【その理由】 この問題は自信がありません。受注情報、搬送情報を一元的に管理することを記述すればよかったかなと思います。短期的、長期的に分けたのはまあまあだったと思います。
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<事例自己分析>
【自己採点】 61/100点
【その理由】 第3問が得点できなかったと思いますが、その他の問題はまんべんなく得点できたと感じています。

(1) 解答プロセスの現実、あるべき姿とのギャップ
【開始前】 午後から、頭脳がかなり疲労気味になり、おにぎりを食べたあと、目を閉じていました。始まる前、酸素吸入をスースーやって、目を覚ました気持ちに自分を追い込みました。
【手順 1】 答案が配られ、開くと”電気亜鉛メッキ業“という活字がめに飛び込んできました。またまたラッキー、知っている分野です。
設問を整理する手順は計画通りでした。第1問はSWOTのSとO、第2問はSWOTのWとTとも言えます。第3問はSの再確認、第4問は技術開発の取り組みスタンス、第5問はお決まりの情報システムでした。ここまで、10分。
【手順 2】 与件の読み込みです。一社依存から抜け出し、好業績を上げ始めたのに、生産拡大要請が来ているのか、国内企業として生き残るには、また三価クロムの技術開発、生産計画と短納期搬送要請などのストーリーかと理解しました。
中国のメッキ会社訪問時にみた人海戦術を思い出し、海外には出ないという社長の気持ちがわかりました。マーカーは黄色主体、橙色がところどころに入れました。
ここまで、予定を5分過ぎて、25分。
【手順 3】 再度精読しながら、キーワードをピックアップしました。メモは事例T、事例Uより文字数が多くなりました。その原因はキーワードが絞りにくかったためと疲れてきたためかもしれません。メモは現状→問題→原因→原因→対策など論理的に書こうと計画していましたが、メモはかなり乱れています。
第2問では生産事例なのに、経営戦略に近いので、これでいいのかと思いながらメモしました。事例でははっきりと、一社依存から抜け出して、業績が回復したという事例になっているのに、それを明示できず、中途半端な解答になってしまいました。
第3問でもQCD強化、とくに短納期体制が強みであることは明白なのに、そういう論理になっていないのが問題です。ここまで、45分。
【手順 4】 「とにかく書きたい」という焦りに負け、少し早目に書き出しました。
第1問から書き出し、第5問を次に書きました。次に第2問に入ったのですが、途中で考えてしまい、これではいけない、いけないと思いながら、時間を浪費、おかげで、第3問、第4問は時間がなく、最後の見直しの時間はほとんどなく、まずい時間配分でした。

(2) 得点できた要因
実は、私はメッキの専門化ではありませんが、亜鉛メッキは中国、韓国に監査に行ったこともあり、知識がありました。知っていると固有情報にこだわりがでてマイナス、という話がよくありますが今回は自分に知識があったため、イメージしやすく、プラスでした。
製造業は38年勤めましたが、その経験がある割に今までは事例Vは得点できていません。たぶん、先入観が多いのが原因と思います。

(3) 振り返っての反省点
好きな事例なのに、今回も先入観が入ってしまい得点を減らしてしまいました。
第3問はかなりおかしな解答をしてしまいました。“…を2工場で分け、専用化する”(書くなら専門化ですよね)、実はどこかの答案練習で2工場の専門工場化という事例があったことを思い出し、それを書いてしまったようです。
第4問、六価クロムを三価クロムにする技術開発の問題です。この三価クロム化は色や耐久性が変わったりして、大変難しいのです。その知識があったので、容易に“技術開発の強化”とは記述できませんでした。だから連携してC社は”試作“で協力という解答をしてしまいました。たぶん、私の気持ちは採点者には伝わっていないのではないかと不安でした。
<グループ評価>
⇒ 54/100点
(1) 良かった点
結果的に点数には繋がっていませんが、豊かな経験からくる説得力のある読みやすい答案だったと思います。

(2) 悪かった点
豊かな経験がマイナスに作用している所が見られます。重要なポイントが見えているため、与件に沿った幅広い視点がもう少しほしかったと思います。

問題用紙落書きメモです。左側に設問番号と要求される字数を書きます。汚い字ですねエ。
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合格者再現答案9  事例W
第1問(配点30点)
@
【書いたメモ】 営業利益;大手コンビに→売上高↓→商品廃棄損
【自己採点】 10/10点
【その理由】 10点はあまいかもしれませんが、もっとも代表的な収益性です。
A
【書いたメモ】 棚卸;画一的な品揃え→在庫大、死に筋
【自己採点】 9/10点
【その理由】 効率性の説明としてはまずまずではないかと思います。
B
【書いたメモ】 人件費;時間、駅前、売上高↓
【自己採点】 3/10点
【その理由】 安全性を記述するべきでしたが、特筆すべき数字が見つかりませんでした。
第2問(配点20点)
(設問1)
【書いたメモ】 BS、PLのとなりで計算数字を羅列
【自己採点】 3/12点
【その理由】 老人性注意力不足から、注記を見逃し、備品売却益(特別利益)なしの前提としました。
(設問2)
【書いたメモ】 メモなし
【自己採点】 7/8点
【その理由】 解答としては結果的にOKです。
第3問(配点20点)
(設問1)
@
A
B
【書いたメモ】 メモ用紙に計算表
【自己採点】 8/12点
【その理由】 電卓の入力ミスで、@−(b)の計算を間違えてしまいました。
(設問2)
【書いたメモ】 メモなし
【自己採点】 4/8点
【その理由】 貢献利益は個別固定費を除いた…とすればよいのに、変な表現になってしまいました。
第4問(配点15点)
【書いたメモ】 メモなし
【自己採点】 12/15点
【その理由】 CFの数字(66百万円)まで記述すればよかったかもしれません。
第5問(配点15点)
(設問1)
【書いたメモ】 活用(仕入れ、在庫)、売れ筋、死に筋商品、購買利益
【自己採点】 3/7点
【その理由】 適正在庫水準の把握に過去のPOSデータを使うが正しいのに、私の解答は在庫水準のことが欠落しています。
(設問2)
【書いたメモ】 活用(商品品揃え)、時間毎の購買利益
【自己採点】 3/8点
【その理由】 売れ筋、死に筋は自分のPOSではわからないのですよね。外部の調査が必要でした。
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<事例自己分析>
【自己採点】 62/100点
【その理由】 第5問の大失敗が痛かったです。時間というプレッシャーに押され、この日最も冷静さを失った状態で取り組んでいました。しかし、他の計算問題で大きなミスがなく、大きくはずすことなく終わったのが幸いしました。
(1) 解答プロセスの現実、あるべき姿とのギャップ

【開始前】 頭脳が非常に疲れているのが、わかりました。眠気覚ましのカフェイン入りドリンク剤とバナナを食べました。残りの酸素をスースー(静けさの中で音がするので、教室の半分の人は気がついたはず)やり、気分をフレッシュさせました。
【手順 1】 事例Wは得点バラツキが多く、いつも池ポチャのあるティショットのようでした。ドキドキしながら、問題用紙を開きました。設問の構造化をメモ用紙にまず行いました。予定通り、与件をざっと読んで、ここまで10分。
【手順 2】 予定通り第1問の経営分析、今回の配点は30点だから、30分を目安としました。経営分析の課題は与件にあり、与件を黄色と橙色でマークしていきますが、収益低下や在庫管理は読めますが、安全性は読めません。当座比率は確かに低いのですが、大きな変化は見られません。設問者はきっと、収益性の低下を原因系まで求めているのだろうと勝手に決めつけ、売上高対人件費率を3つ目としました。
問題点と原因の切り分けで時間を浪費し、ここまで40分経過。焦りで冷や汗。
【手順 3】 第5問はリスクが小さいので次に取り組むことにしました。しかし、焦りの中です。頭がよく回転しなかったことだけは覚えています。ここで、10分。
次は第2問のCF計算です。CFはいつも計算ミスが多くイヤでしたが、この問題はとても簡単、財務CFと投資CF、最後に営業CF、ピッタリあって、OK、すぐできました(但し、特別利益が備品とは考えが及ばず)。ここまで、60分経過。
【手順 4】 あと20分しかないのに、第3問、第4問が手付かずの状態でした。第1問に時間をかけすぎたためです。『これではいけない! 諦めてはいけない!』自分に言い聞かせて、取り組みました。
第3問、これは得意の限界利益、貢献利益の問題でした。スイスイ解いて、電卓をたたきました(このとき、一箇所計算ミス)。記述は思い込みいっぱいの記述でしたが、設問1と2で10分。
残り、10分です。第4問に取り組みました。やけに長い文章、読むうち、これはパズル問題だと気づきました。制約条件の6,000万円の中でもっともCFが多い選択をするんだとわかったとたん、答えは簡単でした。
最後の5分は黄金の時間、ラッキーでした。全て終わって、残りゼロ分でした。

(2) 得点できた要因
予備校の試験ではパニックで頭が真っ白になることが多かった財務事例で、全ての問題を解答できたなんて初めてです。最後の20分で第3問、第4問を何とか解いたことがたいへん大きかったと思います。CF計算の難易度が高くなかったことも幸いしました。苦手な財務事例が、ゴルフで言えばボギープレイで終わってほんとに良かったと思います。

(3) 振り返っての反省点
第1問の経営分析は固定的な得点源と考えて、作戦を練りました。しかし、しこで思わぬ時間がかかってしまいました。理由は“問題点とその理由”を答える訓練不足にあります。問題点は収益性、効率性、安全性について述べればよいところを、その原因を問題点としてなんども、書き直しをして時間ロスをしてしまったことです。問題点は→〈私の思考〉 @営業利益が減少A資本効率が減少B人件費が高い→〈正解は〉 @収益性が低いA効率性が低いB安全性が低い。過去問で経営分析の練習をあれほどやったのにと思うと泣けてきました。
今回は、奇跡的に全問取り組むことができましたが、見直す時間は確保できず、書き終わったところで時間切れになりました。そのため、計算ミスの修正ができませんでした。
財務事例は最初から恐怖心、またポカをやるかもしれない。ゴルフでよせなくてはいけないアプローチでホームランを打つことがある人はアプローチにたいへんな恐怖心がでてきます、あれと同じです。時間は予定通りなのに、気持ちだけが焦る事例W、だから嫌いです。
ちなみに、わたしのゴルフ平均スコアは95ぐらいです。
<グループ評価>
⇒ 71/100点
(1) 良かった点
疲れている中、与件からの幅広いポイントでの記述が出来ています。読みやすく、丁寧な記述が良かったです。

(2) 悪かった点
見直す時間が取れなかったため、第3問の計算間違いをチェックできなかったのが惜しまれます。総じて、大きなマイナスはありませんでした。

財務事例はまとまったメモがありません。黄色(ポジティブ)の橙色(ネガティブ)のマーカーを使っています。
最後に、還暦の村さんの奥さんからひとこと。
『お父さん、長い間ほんとに頑張ったわね。これが最後といいながら、ついに受かったのにはびっくりだわ。終わってみるとホントにチャレンジしてよかったね。結果は時の運、でも努力しなければ、時の運もこないもの。見直したわよ、お父さん。』
  熟年離婚されないためにも、団塊世代の皆さん、がんばれ。 
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