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2007年9月、ドイツでEMOを見てきましたので簡単に紹介いたします。
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| 明日への飛躍 山田昭彦 |
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名称と開催地 |
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EMOを知っていますか?どこかの音楽バンドの名前のようですが、ご存知の方はきっと機械製造業に従事されていると判断します。世界の工作機械の展示会で、日本のJIMTOF、アメリカのIMTSと並んで有名なのが欧州のEMOだからです。 |
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ではEMOとは何でしょうか?実はフランス語で工作機械展示会の略語です。ところが、現在EMOはドイツとイタリアでのみ開催され、フランスでは行われておりません。以前はパリ、ミラノ、ハノーバー(独)で1年おきに開催されてきたのですが、パリでの人気が落ちたので、ハノーバがパリに取って変わりました。現在はハノーバ開催が2回続いた後にミラノで行われるサイクルになっています。これは欧州での工作機械の勢力変化を示しています。
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工作機械の強い国とは |
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2007年のEMOの出品者数は2118社でした。その内最も多かったのはドイツの875社で、次はイタリアの273社です。開催地を考えればドイツが一番であり、イタリアが2番なのは頷けます。それでは3番、4番はどこでしょうか?実は3番は156社の台湾、4番は144社のスイスです。工作機械は機械の母とも呼ばれ、機械を作るための機械です。現在、車を作るために工作機械が多く使われており、日本では愛知県に、アメリカでは五大湖周辺に工作機械メーカが多いのはよくわかります。もちろん、ドイツやイタリアでは車産業が盛んですので、工作機械メーカが多いわけです。それでは、台湾とスイスはなぜ多いのでしょうか?工作機械は機械の母ですが、車のみではありません。
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スイスは精密機械が有名で、そのための特殊な工作機械が盛んです。また台湾では繊維機械や半導体製造機械が多いので、工作機械が強いと考えます。それでは日本はどうでしょうか?日本は出品者数では86社と6位ですが、展示面積ではドイツ、イタリアに次ぎ3位です。実際にEMOを歩くと日系企業が大変に良く目に付くのは、その展示規模からです。
意外なことに英仏両国は出品者数はスペインより少なく、トルコやチェコとあまり変わりません。工業国としての地位に変化があると考えます。 |
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日系企業の活躍 |
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EMOに参加している日系の工作機械メーカはすでに20年以上現地でビジネスを展開しています。長期間現地でビジネスを行い、本気で根付いていることを示して始めて採用してもらえるのです。こつこつと販売拠点を増やし、現地技術者を教育して、ようやく欧州の企業との取引が始まったようです。しかし、競争にもまれてきた欧州企業の要望が厳しいので、日系企業はいつもその対応に追われています。現地マネージャーは、語学に達者で営業力があるだけでは不十分で、本社と太いパイプを持ち、現地の要望を迅速に商品化できる社内ネットワーク力が求められます。工作機械では汎用マシニングセンターやプレスマシン、部材ではボールねじやサーボモータの日系メーカが欧州企業と肩を並べて活躍しているのは、それまでの多くの苦労の結晶です。
たくさんの日系企業でインタビューをしてきましたが、多忙にも関わらず、社長、取締役の方々が気さくに答えてくれました。日本での展示会ならそうは気軽には接してはくれませんので、これは海外にいるという独特の雰囲気が影響しているのでしょう。インタビューは海外に限りますね。
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