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| 1.なぜ、合同会社(LLC)設立したか |
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私たちがLLCを創設しようと思った理由は3つあります。まず、仲間の存在です。受験のために4年前に知り合い、同じ釜の飯を食べ、辛苦を共にした信頼できる友人がいたことです。現在、資本家として、5人の友人がいます(一人は私の妻、一人は合格後知り合った方ですが)。この人たちは利害関係以上のもので結びついていると私は思っています。
二つ目は仕事を取りやすいと思ったことです。個人より法人のほうが顧客の信頼を得やすい、大手企業では個人契約より、法人との契約を好むと判断しました。また、法人としてデータベースを充実できるし、コンサルタントツールの開発ができると思いました。
三つ目が自己実現というか、自己啓発のためです。また言い方を変えれば、社会参加、社会貢献ということだろうと思います。このまま年金診断士として、そこそこの活動するより、積極的に責任ある活動をしたい、勉強もしたいと考えました。
これから日本経済活性化の一翼を担うのは新現役と言われています。日本社会が熟年パワーに大きな期待をしている現状をふまえ、私たちと同じような考え方を持つ人達すなわち、新現役で人生のラストスパートをしたいと思われている方たちのために、この奮闘記が少しでも背中を押すことができればよいと思います。 |
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| 2.会社設立総会はレストランで |
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会社設立総会。鎌倉の小さなレストラン。やっと社員の一人になってくれた妻(実はその説得は一苦労)を連れて、2階に上がる。設立総会なのだ。やがて、6人が集合しました。ホントにやっていけるか不安、太平洋横断に向かう堀江健一の心境?でも仲間がいます。リラックスと緊張。わたしがメモした自発、自責、自治のことばを皆に見せて覚悟のほどを見せます。以下、当日の日記に書きました。
会社運営に対し、悲観も楽観もない。我々は走り出したのだ。160万円の資本金、先行投資でどこまでビジネスの芽が出るか見極め、だめならあきらめ、少しでも可能性が見つかれば、走りながら考える。行動しなければ何も生まれない。自分たちの実力は個々の能力とチームワーク。それが社会のニーズにこたえられねば負け、対応できれば勝ちなのだ。
卑屈になるな、胸を張ろう。金を稼ぐのが目的ではない。顧客は契約者、その顧客を満足させ、その結果社会が少しでも良くなり、加えて自分たちが成長する、それが目的なのだ。収益はその結果です。会社の名前である明日への飛躍(LFT)は、収益の飛躍を目的にするものでなく、顧客、自分、社会が飛躍するすることを願う組織だ。志を大きく持とう。 |
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| 3.法人登録というドタバタ |
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事前調査として、横浜にある合同庁舎6階に行ってみました。法人登録の相談窓口に60代を思われる女性が奥からでてきて、何でしょうかとくる。合同会社LLCを立ち上げたい、なにもわからないので教えて、という私に事務的にマニアルらしきコピーをくれました。
合同会社設立に必要な書類は以下の通りです。
(1)合同会社設立登記申請書 (2)定款 (3)代表社員、本店所在地および資本金 (4)代表社員の就任承諾書 (5)資本金払込証明書 (6)資本金の額に関する証明書 (7)OCR用紙または磁気ディスク
司法書士に頼むと12万円ですので、インターネットで申請書の例を探し、それを利用して申請書を自分で作成しました。
別の日、設立登記の申請書類をもって、背広を着て、合同庁舎6階に上がります。法人登録の5番窓口、忙しくないので近づいたとたんこちらを見上げた中年の女性。すらすらと書類を確認し、外で6万円の収入印紙を買ってこいと言われますがいざ払うとなると勇気が要ります。申請書提出、はい何もなければ、4日後に登記完了ですといわれ、その間、5分もかからなかったのです。なぜなら、申請書類を受け取るだけの窓口だったんです。
5日後、法務局の担当者から、割り印が不足しているとTelがあり、急ぎ社員5名の印鑑を集め、海外出張中の山田さんは3文判で間に合わせました。再度、法務局へ。素直にハイハイと判子を押すが、ここに捨て印、ここは割り印、申請書が判子だらけになる。この判子主義の日本の伝統、なんとかならないものか?これで、やっと登録の目処がつきました。
残るは会社名義の銀行口座開設、区役所、県、税務署への会社設立の申請。銀行は申請より1週間で口座開設OKとなりました。(審査があるようだ)そして、区役所は書類がそろっていればよしという感じ。会社登記謄本には一通1000円かかります。もっと電子化するば人手は大幅に減らせそうと感じました。 |
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| 4.いよいよ初めての社員総会 |
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第1回社員総会はその1週間後に行いました。資本金で購入したパソコンとプロジェクターを抱え、小雨の中、妻と一緒に横浜駅へ。社員総会では山田さんが上手くまとめたたたき台をもとに、強みを生かして、機会をとらえる戦略を打ち合わせする。2時間では時間不足で翌週に再度打ち合わせを予定する。セミナーには他の勉強仲間のYZ、YMの両氏がきてくれて、ありがたい。セミナーは@ロジックシンキング Aバランススコアーカード B海外現地レポート CCADの最新情報 であり、みな重要な事柄である。LFTの講演メニューになってくれればと願う。 |
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| 5.社員メンバーの紹介 |
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LLC「明日への飛躍」の有限責任社員は5名います。それぞれ個性豊かですので、何人か紹介してもらいましょう。 |
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(1)村松建夫の紹介 |
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代表の村松です。私は大手製造業で技術開発業務などに携わり、監査役で定年になりました。ビジネスの集大成と考え、中小企業診断士を目指し、60才定年の年に運良く合格した還暦合格者です。
過去の経験を活かし、経営革新、商品開発、生産管理、会計や業務監査、海外進出などを得意分野にしています。LLC「明日への飛躍」ではすばらしい仲間に支えられ、グループ力が発揮できています。この巣を大切に守り、企業価値を上げ、さらには社会貢献ができれば、と考えています。
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(2)山田昭彦さんの紹介 |
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中小製造業の企業内診断士です。生産・調達管理、輸出入業務、海外営業、設計・評価技術から人事・総務までを広く経験してきました。 それらを生かして、「明日への飛躍」ではお客様の生産サポート、海外展開のアシストを担当しています。月一に海外出張をする多忙なスケジュールのため、「明日への飛躍」への貢献はホームページへの記事の寄稿や新規知識のまとめと共有化にとどまっています。今後は、バランスマネージャーの執筆、新規顧客開拓を通じて貢献度を高めていきたいので、時間管理を厳しく行い、より一層のフットワーク向上が必要であると痛感しています。 |
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(3)笹尾明さんの紹介 |
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今年59歳になりました。団塊の世代です。IT関連の会社を少し早く退職後、運よく中小企業診断士の資格が取得できました。この年齢でも、努力すれば報われるとつくづく感じています。努力は自分次第です。たとえ一歩でも、立ち止まることなく努力していれば、何が起こっても後悔しないように思います。「明日への飛躍」の仲間はみんな大変な努力家です。それがこの会社の最大の魅力だと思います。今後は、長くソリューション営業に携わった経験を活かして、営業力強化や販路開拓などマーケティング関係の戦略策定を中心に、お客様と共に明日に向かって思い切り飛躍したいと考えています。 |
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(4)小川信一郎さんの紹介 |
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自動車関連会社でのCAD/CAMデータ作成、社内展開からスタートした仕事が、いまでは設計から生産全般の業務改革のご支援をさせていただいています。設計されたものをいかに効率よく造り上げるか。効率化がモノづくりにおいていかに大切かということを、現場でのサポートを通して感じています。特に設計業務のような見えないものを、誰もが見えるようにすることが重要であり効率化の第一歩です。得意分野のITや現場改善で、「明日への飛躍」の各分野の専門家と共に、問題解決のお手伝いをさせていただきたいと考えています。 |
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| 6.新米診断士の歩き方 |
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中小企業診断士の試験の難しさに比べて、その社会的な認知度は低いなと実感しています。理由は担当官庁の取り扱いと法整備等が少ないことなどの外部環境のこと以外に中小企業診断士の自己研鑽が足りないこと、ネットワークの活用不足など自己責任的なことがあろうと思います。
中小企業診断協会を中心とした、診断士のプランド価値をもっとあげる努力が必要とおもいます。新米の私たちはとにかく、先輩診断士から学ぶことから始まりです。診断協会の研究会に時間の許すかぎり多く参加することにしました。 |
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| 7.研究会からの情報収集 |
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メンバーは東京中央支会と神奈川県支部に属して、それぞれいくつかの研究会に入り、自己研鑽をしています。神奈川は小規模で求心力に欠ける支部ではあるがタフに生きていると思います。同期グループ、商品開発グループ、研究会グループの3つの切り口で活動しています。要は組織的でなく、自然発生的に、しかも個性のあるメンバーを参加型に集めている。東京から移ってくるベテラン診断士もいて、ローカル色豊かで面白そうな組織です。当該支部長からは売れる商品を開発しなさいとアドバイスを受けました。どうやら、協調、打算、友情、自己主張が混在するするのが中小企業診断士の世界のようです。
中央支会のフレッシュ研究会は定員オーバーで人気の高さを誇っていますが、いろいろ貴重なアドバイスがたいへん有益です。80分間の真実を共筆の人たちも多数参加しておられる。予想どおり、小林先生、波形先生の強烈、強引な指導ぶりは全員に共鳴します。まずはプロコン開業時の進め方について講義があり、我々のLLC設立のチェックリストにあてはめてみました。
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@事務所は自宅から始め、固定費を抑える。○
A在職中に「こわおもて」でもよいから、顧問先をつくる。△
B開業案内、業務案内を関係方面に配布。定期的に業務案内。×
C開業セミナーの開催、業者、先生も呼ぶ。△
D表敬訪問を積極的に行う。×
E同業者の会合に積極的に出席しアプローチする。○
F業界紙、専門誌に積極的に投稿。×
G業者を会員とする研究会をつくる。×
○はあてはまるもの。○△×でわかるとおり、まだまだこれからやることはたくさんあります。 |
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| 8.バーナドの共通の目的 |
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会社の目的は売上を上げ、利益を得ることです。しかし、長期的に社員をひとつにまとめるためには共通の目的を持つことだと思います。臨時社員総会でコンサルツールについて長時間討議をしました。すばらしい社員たち、アイデアはどんどん出る。あせらず、あわてず、あきらめず。バランススコアカードをコアにしたコンサルを目指し、ツールをひとつずつこなし、セミナーができるまでにする。小川さんが献身的に議事録を作成してくれる。
ウツにならず頑張れるのは仲間の存在だ。一週間後またBSC勉強会、5人で輪講。県民センターが休みでジョナサンで3時から8時まで粘る。うるさい環境だが、皆熱心に勉強する。予習と復讐が大切。BSCをわが社のメインツールにすることで全員同意。バランスマネジャーと命名した独自のBSCを開発することになりました。 |
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| 9.実績と今後の展開 |
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私的には、本音や心情をフルに公開して、信頼を勝ち取る人を目指したい。診断士で目指すあるべき姿に対し、現状とのキャップ、つまり課題はあまりに多い。年齢というハンデを自由時間という強みでどうカバーできるか。計画と日常生活リズムが大切。5時半起床、6時ー8時メイル、朝食、9時ー12時執務。昼食を取ってから、15時まで執務。15時から18時まではテニス、ゴルフ、またはフィットネスで汗を流し、リラックスする時間。運動は人一倍毎日すること。夕食は19時、読書、新聞、テレビで22時半に寝る。LLCの活動としては月2回の会合を行っています。社員総会と勉強会です。また、隔月には無料公開セミナーを実施しています。もちろん、節目節目には懇親会を行い、本音の部分で楽しく語り合っています。
LLCとして、3年後の売上目標を5千万円に設定しました。実績としては売上に計上するアカウントはこの4か月で三つになりました。年間売上は500万円レベルになりますから、スタートしたばかりとしては、まずまずだと思っています。経営コンサルタントしては、ドメインを明確にして、セグメンテーション、ターゲットを絞り、会社として長期的な成長にならないものについては受注しないことにしています。
我々の差別化戦略をバランススコアカードによる経営戦略構築のコンサルタントとしています。バランスマネジャーと名づけた中小企業向けのBSCによる特徴あるコンサルティングを目指しています。現在その著作の準備を進めています。 |
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